教本の変更点は既に資格を取得している方にとっては気になる所だと思います。
これから勉強する方はそんなに意識する必要はありません。
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2024年
3月1日に発売されました!
そしてなんと、予想していた「オレンジ色」が当たりました。
下記URLから購入できます。
電子版もあります。
出版物│一般社団法人日本ソムリエ協会 (sommelier.jp)
今年、ソムリエ・ワインエキスパート試験を受験される方は「受験申込」をすれば、ソムリエ教本は指定住所に送られてきますので、別途教本だけ購入する必要はありません。
2024年は去年の教本から、国の追加はありません。
手元に届いたら、毎年恒例のインデックス貼りの作業を開始。
コツは目次の通りに貼ることと、フランスなど産地が多い国は産地ごとにインデックスを貼ること。
「フランス」のインデックスに追加して「アルザス」「シャンパーニュ」などそれぞれのインデックスを貼ったほうが便利です。
ソムリエ教本は海外のソムリエが見たら驚くそうです。「こんなに情報が詰まっていてすごい!!」と。
素晴らしい本です。
ワイン概論ではCo-inoculation(アルコール発酵とマロラクティック発酵を並行して行うこと)が暖房に必要なエネルギーの節約につながり、SDG’sの観点からCo-inoculationを行うワイナリーが増えているなど面白いことが書いてありました。
また、樽育成中にどのくらいワインが目減りするか、補酒として必要なワインの量など詳細な数字が書いてあり興味深く読みました。
気になる変更・追加点をピックアップします。
フランスA.O.C.の変更
ローヌ渓谷地方、南部のA.O.C. Gigondasはこれまで生産可能タイプは赤ワインとロゼワインのみでしたが、2023年より新たにクレレットを主体とした白ワインも認められることになりました。
さっそく、ジゴンダスのワイン生産者、ピエール・アマデューが白ワインをリリースしています。
イタリアD.O.C.G.の追加が1つ
ピエモンテにD.O.C.G.が一つ追加されました。
D.O.C.G. Canelliはアスティのサブゾーンから独立したもので、2023年が認定年になっています。
テイスティングの表現に英語が追加
「テイスティングガイド」という項目に英語の表現が追加されました。
気になるのは色調の表現。
白ワインの表現に「レモングリーン」というものがあります。
ソムリエ協会のセミナーで「レモンイエロー」は使わないようにしていると言っていたことがあります。もしかすると今年のテイスティング試験に「グリーンがかった」「レモンイエロー」に変わり、「レモングリーン」という表現が追加されるかもしれませんね。
2023年
去年は紫色でしたが、2023年はマスカット色のソムリエ教本でした。
毎年3月1日にソムリエ協会から発行されます。
購入は下記から
出版物│一般社団法人日本ソムリエ協会 (sommelier.jp)
今年のソムリエ・ワインエキスパート試験に1次試験からお申し込みをした方は受験料に含まれますので、別途購入の必要はありません。
順次発送されます。
さて、毎年気になるのが「新しい国が追加されたか?」ですが、今年も追加なしでした。
ただ、ページ数は昨年より31ページ増えて862ページ!!!
ずっしり重いです。
キンコーズに行けば裁断してもらえますので、パートごとに切り離すのもおすすめです。
あとはインデックスを付けて、必要なページをすぐ開けるようにしたいですね。
大きな変更は下記のとおりです
・国順が日本の後はあいうえお順になった
・日本酒・焼酎が独立した項目だったのが、酒類飲料概論の1つの項目になった
・新たに「飲料概論」という項目ができて、日本茶・紅茶・コーヒーについて書かれている
・料理とワインの相性(ペアリング)の項目ができた
2022年
2022年3月1日発売のソムリエ教本は薄い紫色です。
ブドウ色とも言えますね。
ソムリエ・ワインエキスパート試験にお申し込み後(3月1日お申込みスタート)、約1週間で届きます。
また、ソムリエ協会公式HPから教本のみを購入することもできます。
電子版もあるよ!
さて、毎年どこが変わったのか話題になります。
結論からお伝えすると「大きな変更はなし!」です。
2021年の教本より33ページ増え831ページになりましたが、生産国の追加はありませんでした。
印象としては醸造の所に、「揮発酸」や「全房発酵」などが追加され、現場のソムリエさん同士の会話によく出てくる用語が、やっと載ったなという感じ。
また、激震が走っていた、サンテミリオンの格付けについては今回は書き換えられていませんでした。
何か一言でも書いてあると思いましたが...!
※約10年ごとに見直されるサンテミリオンの格付け、最新の更新は2022年に予定されているのですが、最高ランクに格付けされている生産者が辞退しているのです。
大きな変更はなしといいつつ、そんな中でも
一番変わったところはここ!
ワイン概論のpp.31-34
安定化処理、包装工程という項目が追加されました。
以前の教本から記載はありましたが、より詳しく書かれています。
安定化処理は、清澄化処理(滓引き、滓下げ)・冷却処理(瓶詰前に酒石を取り除いておく)・濾過についてです。
これまでの教本で「清澄」と書かれていた言葉が「滓下げ」に変わりました。
「滓下げ」は滓下げ剤を使います。
いずれの処理も、生産者によって行わないこともあります。
ハンガリー
全体的に書き換えられました。
以上です!
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上記試験で使用される用語選択シートの外観・香り・味わい・評価それぞれの用語の解説が詳しく丁寧にされています。
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